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人類戦記

第2章 決別

さすがにこれはラチェッタも読んでいなかった。

あれだけの魔力の放出をもろに体に受けてしまったらラチェッタでも立っていられなくなるかもしれない。

ラチェッタは右手を突き出している体制で、この体制のままデントの攻撃は避けれない。


ドンッ

鈍い音が鳴り響く。

さっきまで戦いを楽しんでいた天照が、恐ろしい顔つきをしてデントを蹴り飛ばしていた。

デントは十数m吹っ飛び、大木に激しくぶつかって止まった。



天照は言った。
「邪魔すんじゃねえ。」

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