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秘書のお仕事

第7章 関係





「いや…俺冗談で…」



『だめ…?』




困らせているのは、わかっている



でも、今は涼と一緒にいたい…そういう気分なんだ







「千晴がいいなら…別に」





あたしは、その言葉を待っていたのかもしれない





『…ありがと』



「それはこっちのセリフだー」




軽く頭を小突かれ、あたしはクスクスと笑った









―――――――――――







居酒屋を出ると、あたしたちは近くのホテルへ向かった




もちろん、二人してぎこちない





それでも二人とも、何の変化もないように振る舞う














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