秘書のお仕事
第7章 関係
『はあ…あ…はぁ…』
急に止まった時間に頭を揺すられたように
あたしはふらふらしながら、涼に被さるように倒れた
顔を置いた胸は、大きく上下する
続いてあたしの髪を、流すように手が撫でてきた
「千晴…初めてじゃないの?」
『初めてじゃない…』
すると頭の上で、クスッと笑い声が聞こえた
「マジかよ」
『何で?』
「え?だってすげー締まり良かったから…すぐイっちゃった(笑)」
『うるさいなー///』
「照れるな照れるな」
今度は大きく笑いながら、涼はあたしを横に倒した
「どう?
ウサ晴らし、出来た?」
『かーなーり。ぶっ飛んだし』
「さよか。良かったじゃん」
『でもね…』
あたしは上体を起こすと、涼の目を見た