
なんやかんやでモテる主人公
第18章 ありきたりな妹
″先生は…私の事好きですか?″
あーあ。
いつもこんな事になるんだから。
最初から近づかなかったら
良かったのに。
まぁ。
そんな事思ってても
結局、僕はそんな事出来ないけどね。
ボーッと窓の外を眺めていると
コンコンッとドアを叩く音がした。
休みの日まで‥
僕は、白衣をまとい
眼鏡をかけてドアの近くまで歩く。
その途中
もしかしたら、彼女かも知れないって
思った。
そして、僕は又自分の気持ちへ
蓋をしてしまった。
ガチャン
「……お兄ちゃん?」
