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壁一枚

第11章 聞こえちゃう



母「どうぞ、上がってください」

美緒「…ん」


風邪薬が効いたのか
いつの間にか眠ってしまっていた美緒
夕方
下から聞こえてきた声に気づき
上体を起こした
その時


母「美緒、起きてた?お客さんよ」

美緒「お客さん?誰だろう…」

孝志「こんにちは」

美緒「先生!?」


美緒の願いが通じたのか
お見舞いに来てくれたのは孝志だった


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