テキストサイズ

♡Hなアパート生活♡

第30章 決断

電車でしばらく揺られ、高級住宅地で有名な街に着く。

立派な家が並ぶ中、一際目立つ豪邸が…




「ここが俺んち」
「…めっちゃ大きいんですけど」



お金持ちだとは知ってたけど、ここまでとは…

さすがリムジン乗るだけあるよね…



呆然と豪邸を見上げる私の手をひいて、陽はずんずん進んでいく。

入り口から玄関までが、また長い!



ガチャリ…



重そうな音をたててドアを開く。



「……陽様!」



近くにいたお手伝いさんらしき人がすぐに陽に気付いて、目を丸くする。



「あの男は?」
「ご、ご主人様でしたら、お部屋にいらっしゃいます…」



お手伝いさんはひどく驚いた目で陽を見つめ、私の存在に気付いてまた驚く。



「す、すいません…勝手に入っちゃって…あの……」



しどろもどろになりながら、お手伝いさんに話す私を無視して、また陽はずんずん進んでいく。



…電車のときから、ずっと手つないだまんまなんですけど…///



家の中もとっても広い。

この広い家で、陽はずっと孤独な気持ちでいたんだー…

ストーリーメニュー

TOPTOPへ