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♡Hなアパート生活♡

第34章 *夏の思い出

「あ~ねみ~」



私が自分で日焼け止めを塗っていると、陽は退屈そうにシートの上に寝っ転がった。



「もう支度終わるから。海行こ」
「暑いからここにいる」



はぁ~?

暑いんなら海入ればいいじゃん!!
ここで寝てる方が暑いでしょ



「行こうよ~」
「やだ」



………せっかく海に来たのになんなの?



「じゃいいよ!私ひとりで行ってくるから!」



私はムカついてそう言うと、浮き輪を持って立ち上がり、海の方へと歩いていった。






陽がワガママなのは知ってるけど
せっかくお出かけしてんのに、あんな態度はないんじゃないの?

ほんと腹立つ………

……可愛いって言ってくれた水着も着てきたのに…

なんか喜んでくれてないみたいだし

……なんだかなぁ…






「ねぇ~ひとり?!」



少し歩いたところで声をかけられた。

振り向くと2人組の男がいた。



「って、海にひとりで来るわけないか!友達と一緒?」
「……なんですか?」
「あれっ?なんかご機嫌ナナメ?」
「もしかして、彼氏とケンカでもした~?」



………図星なだけに、よけいムカつく!

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