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マザコンのオタク君

第4章 生活

「おはようございます!!!」

うーわ…人多すぎ

「ではあちらの舞台に上がってお願いします。これまとめたのでぜひ…」

「あぁ…どうも」

無理…無理無理無理

(大丈夫か?春!人見知りちゃん)

こんな人前でしゃべるの小学校の頃の教室の自己紹介ぶりじゃない?

(自己紹介からでいいんじゃない?リラックスリラックス)

「あ…あキーン」

マイクが…

「コホン…すいません。えっと…」

(名前…)

「秋野くんと付き合い始め…今日からここで暮らす彼女の春です!よろしくお願いします」

よし終わった終わった

は?なんであの人手上げてるの?文句言われる?え?

「あの…」

「はい…」

「お手洗い行っていいですか?」

「はい。全然」

また手上げてるよ…

「はいコックさん…。その前にみなさんさっきのようなことで笑わないように。人として最低ですよ。というか…いえなんでもありません。先に言ってない私がすいませんでした」

「すいませんでした!!」

おぉ…

「まぁ…お手洗いや気分悪い人は出て行って大丈夫です」

「はい!!」

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