テキストサイズ

白い雪のような

第2章 夜の逢瀬

「洸太。
そろそろ起きないと朝食に間に合わないよ?
…なんてかっこで寝てんの!」

「んあ…おはよう朗…」

「早く服着て!」

「んー」

あのまま寝てしまったのか洸太は下半身に何も着ていなかった。

寝ぼけて頭が回っていない洸太は、それを見た朗が慌ているのをボンヤリ見ていた。


なんでそんなに慌ててるんだろう…変なの…



服を着替えて朝食を食べに行く。

今日から午後はみっちり勉強させられることになっていた。

ゆっくりできるのは午前中だけ。

その間に惺の所へ行こうと考えていた。

少しでも長く一緒にいたくて、
朝食を早めに切り上げて離れへ向かう。

夜とは違いそれを咎める人は誰もいない。




ストーリーメニュー

TOPTOPへ