 
向かいのお兄さん
第14章 影
やっぱだめだ
久しぶりに、抜きたい
「…」
ベッドの上でイク美咲が、今でもはっきり思い出せる
変態か?
承知の上だ
携帯を開き、突っ立ったまま直也は動かない
俺のベッドに女乗せたのって…美咲が初めてだな…
まぁ、どうでもいいことだ
携帯を打つ
もう一度押せば、すぐにでも美咲の喘ぎ声が聞ける…
…そこまで飢えてないし
それくらいなら家に帰ってからAV見るっつの
しかもここはまだ職場だ
こんなとこで美咲の声を流せば…
どうなることやら…
「直也ー、ちょっと手伝ってくれー」
「うーっす」
バタンとロッカーを閉め、直也はその場をあとにした
 
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