向かいのお兄さん
第34章 何で
直也は辺りの散らかったものを、近くに置いてあった御手拭きで拭いていった
もちろん、最初はあたしの太ももを
丁寧に丁寧に拭いていった
「はぁ…もう一回したくなる」
『も、もうダメだから…』
「出た、美咲のツン」
無邪気な笑顔に、こっちまでほほ笑んでしまう
『デレは?』
「美咲のデレは、イク前しか見られない」
『そ、んなことないじゃんかっ!!///』
あたしが照れてしまうと、直也はさらに面白がる
「はいはいー、じゃあパンツ履いてー。
皆さんのもとに戻りましょう、お客様」
澄ました直也の顔を捻り、あたしは歓迎会を実行中のみんなのところへ
直也はおそらく、スタッフルームへ
それぞれ向かった