
向かいのお兄さん
第43章 初夢
「はい美咲ちゃん、煮るなり焼くなり好きにしろ」
『あ…ありがとうございます』
かっちゃんはベッドの端に移動し、どうぞどうぞと手を差し延べた
あたしは直也の足を跨ぐように乗っかる
「なっ、何だよ!!
お前ら共犯か!?」
直也は身をよじらせながら、逃れようとする
多分、嫌な予感がするんだろうな
『動くな』
あたしは直也の肩を押さえ付ける
もちろんあたしだけで直也を止められるわけがないので
そこはかっちゃんも手伝ってくれた
「直也ぁ、ちゃんと美咲ちゃんのダイエットに付き合えよー?」
「ダ…イエット?」
『デブって言われた女の恨み、思い知れ』
「デブとか言ってないって!!
ちょっ…こら…!!」
あたしは直也のズボンを順に下ろしていった
