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向かいのお兄さん

第43章 初夢




―――――――――――




ピンポーン




「…どうしたの?」




直也が扉を開けたので、あたしは軽く手を振った




直也の表情はすぐに曇る






「…しかもかっちゃん付き…」



「何だよ、ダメか?」




かっちゃんは強引に部屋に押しかけ、直也を奥に連れて入れた


あたしももちろん、そのあとに続く





「何しに来たんだよ…?」




不審そうにかっちゃんの笑顔を覗く直也




かっちゃんは懐から、ロープを取り出した






「こうしに来た♪」



「は?…ってオイ…!!」




かっちゃんは直也をベッドに押し倒すと、動けないように手と足をロープで縛った




「ちょっ…どういうつもりだ馬鹿野郎…!!」


「女の子の気持ちがわからない奴には、罰だ~」




『…』




かっちゃんの満面の笑みが素敵すぎて、あたしは身震いした



悪い意味で








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