
向かいのお兄さん
第43章 初夢
つぷ…
『んぁ…///』
「ぁ…」
あたしからも直也からも
小さく声が漏れる
かっちゃんは直也が暴れないとわかると、押さえ付けていた手を離した
そして横で、ニコニコとしながらあたしたちを見ていた
「二人とも顔ヤバいな、そそる」
「かっちゃんのアホタレ…見んなよ…///」
感じているのか、縛られている状態が恥ずかしいのか
直也は顔を真っ赤にさせている
『絶対…痩せてやるんだから…』
あたしはベッドにしっかり膝がついていることを確認して
少しずつ前後に腰を振った
「ん、ちょっ…美咲っ、動くなって…///」
もちろん、そんな直也のお願いは無視する
「おっ、美咲ちゃんその意気だー」
かっちゃんは嬉しそうに手を叩く
