
向かいのお兄さん
第43章 初夢
グチュ
グチュ
グチュ…
腰を動かすたびに、中で鳴る
中で鳴るたびに、声が漏れる
声が漏れるたびに、熱くなる
熱くなるだけ、止まらなくなる
『ん…横腹痛ぃ…』
かっちゃんに救いの視線を送るが、かっちゃんは笑っているだけ
「痩せたいなら動かなきゃ」
『だっ…てぇ…///』
直也にいたっては、声を殺しているようだ
よっぽど、かっちゃんが側にいるのが嫌ならしい
『は…ぁ…直也…///』
あたしは前に身体を倒して、閉じられている直也の唇にキスをした
…珍しいな
キスしても、直也が口を開かないなんて…
