向かいのお兄さん
第48章 君が初めて
「はぁ…///」
唇を離すと
直也は熱い息を吐いた
あたしが握っていたはずの直也の手は
いつの間にか握り返してくれている
「…キス…上手いんだな」
何てったって、あんたと死ぬほどしたからね
『直也はぎこちない』
そう言ってみせると、直也は少しだけ顔をしかめた
「ぎこちなくねーし」
悔しかったのかな…？
直也は立ち上がると
直也からあたしにキスしてきた
勢いで押され
あたしは机の上に背中をついてしまった
そのまま直也が被さって来る
チュクｯ
ｼﾞｭﾌﾞッ…
チュ…
舌と舌が絡み合う
中で
外で
惹かれあうように
互いを求めるように…
『ンっ…///』
あたしが声を漏らしたことで
直也は勝った気にでもなったんだろうな…
もっともっと
深い深いキスを
落としていった
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