
向かいのお兄さん
第48章 君が初めて
「なっ…にして…!!///」
直也はあたしを離そうと押し退けた
けれどあたしは、その手を握る
『恥ずかしがってる直也…可愛い』
「恥ずかしがってねーし!!
だいたい可愛い可愛いって言うなよ…!!///」
直也は手で口を隠そうとした
あたしはまたその手を握って
またキスをした
「っ…///」
最初は抵抗があったものの
だんだん力んでいた手の平は
緩んでいった
あーあ…
あたし、年下襲っちゃってるよ…
笑ってしまいそうになるのを堪えた
完全に抵抗が無くなった直也は
あたしの頭を
ゆっくりと抱え込んだ
チュ…クチュ…
知らない人なのに…
受け入れてくれるの…?
チュ…パッ
クチュ…
