
願わくば、いつまでもこのままで
第8章 変化
「本当に悪かったな、家まで送ってもらって……」
「気にしないの!そんなこと。
友達なんだから、当たり前じゃない」
「……なんか園田が優し過ぎて逆に気持ちわr」
ドゴッ
園田のパンチが俺の腹に炸裂し、俺はよろめいた。
「ま、まあ取り敢えず本当にありがとな!じゃあまた」
「「ばいばい」」
バタン
泉がドアを閉め、完璧に帰ったことを確認すると、園田と梶木は顔を見合わせた。
真剣な眼差しの2人。
梶木が小さく呟いた。
「誰かいる」と。
周りを見渡してみるものの
気配は感じるが姿はみえない。
周辺を睨みつけるように見ながら2人は帰って行った。
「……」
