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中原　密
中原　千夏

一般家庭の父と母の四人暮らし、
周りの人からは
可愛い、天使みたいねぇと
言われていた。


そんな双子を自慢で
本当に愛していた両親。


密と千夏が五歳の頃家族で出かけた。
車の中ではしゃぐ二人、
その姿を嬉しそうに見つめる両親、
幸せな家族



その帰り道幸せな笑顔が消えた。

中央線を越えてきた反対車線の車
密と千夏の乗っている車に
正面衝突した、



密と千夏は何が起きたのかさえ分からずに
目の前の現実を受け入れられずに



相手は居眠り運転で突っ込んできた
父親は即死、
母親は意識が朦朧としながら
密と千夏の名前を呼び続け息絶えた。
「み‥つ
　ち‥か
　ごめんね…
　ごめんね…」