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サンタ「ほんまや。よかったわ。どうなるかと思った」
涼子「やっと、終わった。久しぶりに疲れた」
サンタ「なにいってるんや。お前は口しか動かしてなかったぞ。３人のなかでは一番役に立ってなかった」
涼子「それだったら、サンタと同じじゃん」
サンタ「今度は呼び捨てか。どういった育ちかたしとるんや」
有香「もういいじゃない、見つかったんだから」
涼子「そうだよ。ご飯食べよう」
サンタ「ほんましらんわ、そんなの」
涼子「ああ、嘘ついた」
サンタ「何が嘘や。お前ら自分がいっていいことと、悪いことを理解しておらんようやのう」
涼子「これがサンタの正体だったんだ」
サンタ「何やその主体っていうのは。普通の人間の感覚や。お前らがおかしいんやぞ」
涼子「一生懸命さがしたのに」
サンタ「そんなのしるか。まあいいわ。俺も腹が空いてきたからな」
そういって、４人は車で、海岸を離れたが、しかし、しばらく、何を食べるかでもめていた。やはりサンタのハンバーガー論が、あまりにもせこいという話になった。せこい芸能人よばわりされて、サンタも観念したのか、見栄を張ったのか分からなかったが、まあ好きなもの食えやということになった。それで、結局やはりカニということろで落ち着いたのだが、しかし、どこにカニがあるのかは見当がつかなかった。その時に、なんという偶然か、国道沿いに、カニありますという大きな看板が出ていた。もちろん、実際はカニだけではなく、魚介物が置いてあるところだったが、銚子港からでも、仕入れたものだったのではないだろうか。ただ、特別大きな店というわけではなく、地元の人を相手にやってる店のようだった。駐車場に車を止めて、店に入っていった。店のおばちゃんと、お客のおばちゃんが、話をしていた。