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遊ぶ人間

第3章 いじめ

あたしは自然と涙がでた

「っつ…ごめっ、んね。」


「りゅうやに言うの?」

「言おうと思ってる。」


「ぢゃあまたなんか
あったらあたしを頼ってね!」


「ありがと」


姫野に話したら自然に
スッキリしちゃった。

よし。りゅうやに
言いに行くか!

あたしは学校中を
探しまわった。


「小森 なぎさ」

急に後ろから名前を
呼ばれた
「えっ!?」

この声は…
恐る恐る振り返ると
「…山口奈菜」


山口奈菜はまっすぐ
こっちに向かってき、

グイッ!

「痛っ」

髪を思い切り
引っ張ってきた。

「ざけんなよ?
てめぇこの事他人に言ったら
許さねえって言わなかった?」

「姫野は他人ぢゃない!
あたしの親友なんだから」

あたしは髪を引っ張ってきた
手を掴んだ。

「離してよ!」
今まで言い返さなかった
あたしも姫野とケリを
つけるって約束したから
ここで引き返す訳には
いかないんだから。


「なめてんぢゃねえ」

そう言うとあたしの顔を思い切り殴ってきた。


本気で人に殴られたの
はじめてであまりの痛さに
涙がでそうになった。

けどあたしは睨んだ
そしてこういった

「今からりゅうやに
今まであんたにやられたこと
言ってやるからね。
そしたらりゅうやが
黙ってないよ?」


「言ったらあんたの
友達がただぢゃすまないよ!」


あたしは黙って
再びりゅうやを探しに行った

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