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遊ぶ人間

第3章 いじめ

山口奈菜は走るように教室を出て行った


「びっくりしたよ~。何も言わないでどっか行っちゃうんだから」

「なぎさ…」

「りゅ、りゅうや?」
りゅうやはあたしを抱きしめた

「……めんなっ。ごめんなっ。なぎさの事守りたいとか思うだけで何もしてやれなかった。気づいてやれなくて…ごめんっ!」

「もう…大丈夫だよ」

「わりい。もう少しこのままでいたいんだ」


「りゅうや…」

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