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ないと言うのは分かっていた

ない､と南が言い終える前に
私は口を開いた

｢大体さぁ南みた事ないのに顔ﾄｯﾌﾟ
とか可笑しいんじゃない?
塚､同じ学校の男子に失礼よ!
チャラいとか男子として終わってる
ヤンチャやるなら
やる事やってからやれってゆう話｣


…………
南は返事をしない

何だか周りが騒がしい

恐る恐る振り向くと

ニコッと笑っている村松瞬…さん?

私の前まで来て

｢君も俺の事知らないくせに
よく悪口言ったね｣

この柔らかい笑顔が怖い｡

目が…!目が笑えてないよ､この人!!!

｢す､すいません…｣

｢もぉ入学そうそう
嫌われちゃったの?俺って｣

周りの女の子は
私は大好きｰとか言ってるけど
この村松瞬は私だけを視界にいれてる

｢嫌いじゃ……ないけど
好きでもないです｣

｢ハハッ｣

少し腹を抱えて笑っている

黙っていると