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性教育学校

第39章 戻れない





チャラチャラ~♪

携帯が鳴る


「もしもし…」

『お前どこにいんだよ、
遅すぎるんですけど。』


渓人だった
すごく機嫌悪い


「あ、ごめんなさい…
もうすぐ帰るよ」


『裕希と何してんだよ』


声がすごく怖い


「裕希くんと一緒じゃ…ない」

『は?なんで』

「なんでって……」


………嫌われちゃったからかな
あたしのせいで


『みなみ?』

「ごめ…っ切るね」


また涙が溢れる
嫌われちゃったんだ。

優しくて頼りになって
いつも助けてくれた
裕希くんに…

あたしが今までしてた
行動のすべてが
裕希くんを傷付けていたのかもしれない


そー思うと
罪悪感に襲われて
自分が憎くて仕方がない


「…っう……ごめんなさい…ごめんなさい」


裕希くんに
届くはずもないのに
泣きながら謝った

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