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｢……莉乃！
どうしたの？大丈夫？｣


泣いてるあたしを
優しく抱き締めてくれる


｢みなみ……｣


孤独だった心が
みなみのおかげで少しやわらいだ



｢裕希くんと何かあった？｣


優しい言葉で言われると
また大泣きしてしまいそう
涙を堪えるのに必死で
言葉を言えない



｢……とりあえず
部屋戻ろ？みんな心配してるよ。｣


みなみに手を引かれる
あたしはみなみの手を払った


｢莉乃…？｣

こんなんで
部屋に戻りたくない
裕希にも…会いたくないよ



｢ごめん……
後で行く…から……
一人にしてくれるかな……っ｣



みなみごめんね
ほんとにごめんね



｢分かったよ｣

みなみは
一人部屋に戻っていった