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性教育学校

第42章 強化合宿



「みなみー」


横になってる渓人が
あたしを呼んだ


「なに?」

「あのさ、」


少し言葉に詰まってるように
思えた



「夏休みから長い間遠く行くんさ、俺」

「…え?」

「宇宙の勉強したくて
だから少し勉強してくる。」


そんな話し
はじめて聞いた


「いつから…?
長い間ってどのくらい?」


「夏休み入って3日後
帰ってくんのは5ヶ月後」


いきなりの話で
全然頭がついていかない


「5ヶ月も…?学校は?」


今、あたしどんな顔してるんだろ
渓人は夢を追いかけて
頑張ろうとしてるのに…



「ここ辞めれないか
校長に話しに言った。
でもやっぱりダメで
5ヶ月間学校を休む許可は
もらえた。」


「いつから…決めてたの…?」


「結構前から。
ずっと言わなくてごめんな」



渓人の夢を
素直に応援できてない私は
最低だ。

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