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性教育学校

第44章 最終章




「渓人っ…渓人っ」

渓人の優しい声も手も
匂いも全然懐かしい


「なんで泣くんだよっ」

渓人はあたしの顔をあげ
涙を吹いた


そしてお互いの唇が
引き寄せ合うように重なった


渓人はなんで泣くんだよっ
って言ったけど
渓人の顔をまっすぐ見たとき
渓人も少し目がうるってたのは
気のせいなのかな



あたし、ほんとにほんとに
ずっと逢いたかったんだよ?
渓人も同じだったらいいな…





周りを気にせず
お互い離れる素振りをせず
長いキスをした

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