スコアワールド
第5章 NEW Game
同時に体に淡い光が浮かぶ。
驚きつつも見ていると数秒も立たないうちに変化は終わった。
黒い浴衣に刀。
地味な浴衣にはなぜか蓮の花が描かれている。
縁起でもないと思いつつも刀に目を移す。
両手剣とは違い、短い柄。
鞘から抜き出してみると予想以上に重い。
それでも扱いきれないほどのものでもなく戦闘時には頼りになりそうだ。
そこまでを確認し、鈍く光る刀を薄緑色の鞘に戻す。
浴衣も見た目に反して邪魔にはならない。
足元は下駄ではなく和風にデザインされた普通の靴。
徒歩での移動も問題なさそうだ。
「なるほど。お前のはそんな装備になったか。」
「…初期装備は違うものなのか?」
「同じ職業でも装備は別ものだ。
同じ侍でも西洋風の装備になるやつもいる。」
男がわずかに目を細め息を吐く。
「さて…そろそろやることも終わったし俺も休みたい。とりあえず武運を祈ってるぜ。」
そう言い置いて、男はパチン、と指をはじいた。
途端、目の前がグニャリとゆがむ。
男の笑みを見ながら俺は意識を失った。
驚きつつも見ていると数秒も立たないうちに変化は終わった。
黒い浴衣に刀。
地味な浴衣にはなぜか蓮の花が描かれている。
縁起でもないと思いつつも刀に目を移す。
両手剣とは違い、短い柄。
鞘から抜き出してみると予想以上に重い。
それでも扱いきれないほどのものでもなく戦闘時には頼りになりそうだ。
そこまでを確認し、鈍く光る刀を薄緑色の鞘に戻す。
浴衣も見た目に反して邪魔にはならない。
足元は下駄ではなく和風にデザインされた普通の靴。
徒歩での移動も問題なさそうだ。
「なるほど。お前のはそんな装備になったか。」
「…初期装備は違うものなのか?」
「同じ職業でも装備は別ものだ。
同じ侍でも西洋風の装備になるやつもいる。」
男がわずかに目を細め息を吐く。
「さて…そろそろやることも終わったし俺も休みたい。とりあえず武運を祈ってるぜ。」
そう言い置いて、男はパチン、と指をはじいた。
途端、目の前がグニャリとゆがむ。
男の笑みを見ながら俺は意識を失った。