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「ここはどこだ・・・・・・？」

見慣れぬ部屋。
いろんなものが散らばる部屋を俺は簡単に歩く。
体がここにあるものの配置を知っている気がするのは気のせいだろうか。
周りに常に気を張り巡らせいつどこから『敵』が来てもいいように油断なくあたりを見渡す。

ブーッブーッ

「っ！？」

体に染みついた動きで腰から短剣を抜出し振るう・・・

「無い？」

いつもならそこにあるはずの短剣がない。
いや、自分はなぜそこに短剣があることを知っていたのか？
そこで俺の目に先ほどの音の正体が見えた。
時代遅れのガラケー。
メールが届いたことを知らせるランプが点滅していた。
送信者は『今川　未来』。
・・・聞いたこともない。

「どうなってるんだ俺は・・・・・・。」

呻き俺は床に座り込んだ。