夢のうた~花のように風のように生きて~
第3章 手折られた花
自分は最早、奉公人ではなく、美濃屋の主であり、お千香は定市の妻であり、所有物にすぎないのだ。良人が妻を抱いたからとて、何の問題もないはずだった。
暗い気持ちでそんなことを思い出しながら、定市は夢中でお千香の身体を存分に味わった。
お千香は泣き疲れたのか、抵抗する力も失ったようで、ぐったりとしている。定市はそんなお千香の脚を乱暴に大きくひろげた。
「―!」
突如として鋭い痛みが下半身に走り、お千香はか細い身体をのけぞらせた。
何が起こったのかさえ判らず、あまりの激痛にただただ涙が溢れた。いやいやをするように首を振り涙を流すお千香に、定市が囁きかけた。
「大丈夫だ、最初は痛いかもしれねえが、直に気持ちよくなる」
その言葉の意味も理解できず、お千香の意識はそこでプツンと途切れた。
それでも、定市は何ものかに突き動かされるように、意識を手放したお千香を蹂躙し続けた。
春浅い、どこからともなく梅の香の漂う夜のことであった。
暗い気持ちでそんなことを思い出しながら、定市は夢中でお千香の身体を存分に味わった。
お千香は泣き疲れたのか、抵抗する力も失ったようで、ぐったりとしている。定市はそんなお千香の脚を乱暴に大きくひろげた。
「―!」
突如として鋭い痛みが下半身に走り、お千香はか細い身体をのけぞらせた。
何が起こったのかさえ判らず、あまりの激痛にただただ涙が溢れた。いやいやをするように首を振り涙を流すお千香に、定市が囁きかけた。
「大丈夫だ、最初は痛いかもしれねえが、直に気持ちよくなる」
その言葉の意味も理解できず、お千香の意識はそこでプツンと途切れた。
それでも、定市は何ものかに突き動かされるように、意識を手放したお千香を蹂躙し続けた。
春浅い、どこからともなく梅の香の漂う夜のことであった。