明日に歩く

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[作品説明]

私はいつからこんなだっただろう。
「お前なんかと付き合うんじゃなかった。もう顔も見たくない。」
最後に放たれた彼の言葉は胸をずっしりと重くしていく。まだ17の私にはこの失恋は人生でとても大きな事だと思った。そんなに、私の事が嫌だっただろうか。殴って、叩いて、首を絞めるくらい負担をかけていたのだろうか。腕の大きなあざを見る度に怒りより虚しさに胸を痛める日々だった。
ついこの間までの「大好き」と囁かれていた言葉も私の耳に届くことはない。
好きで、好きで、大好きで、彼のために伸ばした長い髪も、彼の好みの洋服も、メイクも、彼が好きで始めてみたゲームも、彼がいなくてはもう意味がない。
彼から貰った、大きすぎるクマのぬいぐるみを彼を思いながら今日も彼の夢を見る。

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大好き】 【彼氏】 【失恋

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