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短編集

第7章 『飛行願望』

少年の身体は地面に衝突する寸前で、滑空した。

地面から約3メートルを頭部を前にしてうつ伏せの姿勢で、飛ぶ。

速度は時速30キロ弱。

風をきる。

丘の斜面をなめるように上がっていく。

そして頂上から、そのまま上空へ。

満月に向かって高く飛ぶ。
「はっはー!」

爽快だ。

気持ちいい。

空を飛ぶのは最高だ!

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