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短編集

第7章 『飛行願望』

岬には灯台が立っている。
光が海原に向かって伸びている。

光の指す方を見ると、凪の海に満月が映って、穏やかに輝いている。

飛ぶには最高の夜だ。


「いっくぜぇぇ!」


少年は水平線に飛び出していった。


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