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短編集

第7章 『飛行願望』

少女に手を引かれて飛ぶ。

後ろから追いかけてくる。

足を掴もうと伸ばしてきた手を蹴る。

追っ手がひるむ。

その隙にビルの陰に飛び込む。

息が荒れている。

俺も、少女も。

抱き合って顔を見合わせる。

「危なかったな」

そう言った瞬間、少女が唇を重ねてきた。

舌を絡ませる長いキス。

はあっ。

吐息が漏れる。

少女がズボンのチャックにに手をかける。

勃起した陰茎が現れる。

俺も少女のスカートの中をさぐる。

少女の目と同様に陰部も潤っている。

俺と少女は空中で抱き合ったまま、挿入してセックスをする。

「ああっ!」

少女が声を挙げる。

表ではまだ喧嘩の声がしている。

血を流して地面に転がっている者もいる。

俺と少女が行為を終えたとき、サイレンが聞こえた。

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