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メイド喫茶へようこそ

第3章 綾音の場合~お子様ランチ~

そんなある日。

受付でフロア担当の斗真くんがお客様と何か話してる。



※接客はもちろんメイドのお仕事ですが、いろいろなフォローやメイドの見守りとして、1~2名、男性スタッフもフロアにいるんです。



「斗真くん、どうしたのかな」

かおりさんが斗真くんに近づき、話を聞きに行く。



しばらくして、かおりさんと斗真くんの方に視線をやると手招きで呼ばれた。

私?
え~なにかやっちゃったかな??



「このご主人様、VIPルームにご案内するんだけど、特に指名したい子が決まってないんだって。

…綾音ちゃん、ご奉仕してみる?」



かおりさんが耳打ちする。

えぇ~!!!!

こんなに急に…!
心の準備が……



「この方、うちにいつも来てくれてるし、VIPルームも何度か経験あるみたいだから…安心して、ね…」



そっか
かおりさん、こないだの話覚えていてくれて……

このまま、ずっとVIPルームを経験しないままも余計不安になるだけだし…

…よし、がんばろう!!



「は、はい!がんばります!」

「綾音ちゃんなら引き受けてくれると思った!がんばってね~」



かおりさんはニッコリ笑って、背中を押してくれた。

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