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ホストクラブの罠(不良総受け)

第3章 危険な香り



「教育?ふざけんなよ!さっさとどけよ!」


「残念ながら、新人の教育は俺の担当だ。
口の聞き方もわからない奴には教育が必要だろう?
お客様の前に立たせるのに恥ずかしくないように俺がしっかり教え込んでやるよ。」



ドンッ―――――


透吾は俺の両手首を一纏めにすると俺の頭の上に持ってきた。

頭上に持ち上げられた手首はどう頑張っても解けなかった。


透吾は自分のネクタイを外すと俺の手首に巻きつけた。


「離せよ!!離せ!!!
クソ野郎!!!」


「時間はたっぷりある。
まずは口の聞き方から教えてやる。」


そう言うと、透吾はおもむろに俺のTシャツをまくりあげた。



「おい!何すんだよ!!
気色わりぃことすんな!!」


透吾は俺の脇腹からスルスルと手を這わせ胸の付近を軽く刺激する。

なぞるだけのその行為に嫌悪感しかなかった。



「そうだ・・・」


透吾は自分の上着のポケットから小さな小瓶を取り出すと、それを俺の口の中へ流し込んだ。


ごっくん―――――

突然の事に俺は思わず飲み込んでしまった。
透明な液体。ほんのり甘い味がした。



飲まされたモノがなんだったのか・・・ソレは数分後に牙を剥くことになる。

























身体が熱い・・・



どうなっちまってんだ・・




「はぁ・・あっ・・・はぁ」



さっきから透吾は俺の身体をなぞり続けている。
脇腹、首筋、胸の周り。


最初は気持ち悪くて、鳥肌が立っていた。

それなのに今はどうだろう・・


身体中がジワジワと熱をもってきて、少し触られただけでもビクビクと反応してしまう。



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