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ホストクラブの罠(不良総受け)

第13章 透吾vs大和




俺はすがる様に透吾さんを見た。



うっすらと笑っている透吾さんの顔。


「ふっ・・・
効きすぎたかな?」


「え・・・」







しばらくの沈黙。





「まさか!!!!!」



「そのまさかだよ。最新の媚薬が手に入ったんでね。
瑠希の酒に混入してみたんだよ。」






俺はまたも口をパクパク。



透吾さんマジでありえねぇ!
瑠希さんの酒に媚薬仕込むなんて!


「お前へのバースディプレゼントだ。」


「はぁ?」


「瑠希に触れたいんだろ?」


「そりゃ・・・」


「今なら触りたい放題じゃないか。」



クスクスと笑いながら俺を見る透吾さん。


この人は一体何がしたいんだ?




「この媚薬、即効性はないらしいが持続性が凄いらしくてな。
一晩中楽しめる代物だ。」


「だからって、俺が瑠希さんに手だすとでも思ってんのかよ?」


はぁ、とため息混じりに息を吐く。


「ははっ・・・
理性があるうちは・・・出さないだろうな。
理性があるうちは、な。」






ニヤリと笑う透吾さんに悪寒が走った。





理性があるうちは?

含んだ言い方が気になった。

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