ホストクラブの罠(不良総受け)
第13章 透吾vs大和
大和と別れて俺はトボトボと近くの公園へ向かった。
なぜこんなことになったんだろう・・・
「せっかくの大和の誕生日・・・台無しにしちまったな・・・」
ポツリと独り言を呟く。
俺はどうしたらいいんだろう。
怒りとか悔しさとか
いろんなものが渦巻いてて
「くそ・・・・っ」
涙が溢れていた。
深夜の公園には誰もいなくて
それが俺には有り難くて・・・
俺、こんなに弱かったっけ?
なんて思いながら
溢れる涙は止まらなかった。
あぁ・・・・
もう
すべて夢ならいいのに・・・・