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ホストクラブの罠(不良総受け)

第14章 もう一度

―――――※瑠希視点※―――――



好きか?
なんて聞かれると思わなかった。

さっきから驚きの連続で
俺は軽くパニック状態だった。


俺の事抱きしめたり
謝ってきたり


好きって言ったり・・・


俺のことからかってんのか?
なんて思ったんだけど
明らかに真剣な表情の恭平がいて
からかってる理由じゃないって・・・
そう思えた。



正直言えば『なんだよ今更』
って思ってた。


なのに


俺の中の感情が
『嬉しい』って・・・
そういってた。




でもさ

こんな時どうしたらいいんだろう

ホントは

多分・・・

めちゃくちゃ嬉しくて

今すぐ『俺もだ』って言えばいいんだろうけど


変なプライドみたいなのが邪魔して俺は動けずにいた。



結果、何も答えられず
うつむくしか出来ない俺。
情けない・・・
情けなくてたまらない








くそっ!!


なんて言えばいいんだよ・・・





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