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ホストクラブの罠(不良総受け)

第14章 もう一度

―――――恭平視点―――――



おい・・・・
なに可愛いことしてんだよ!!


そう思うと同時に俺は瑠希をソファーに押し倒していた。



少しビックリした顔の瑠希が俺を見ていた。
俺はそのまま深く舌を差し込む。
瑠希の甘い口内を探り、
そして味わった。



チュッちゅく・・・

部屋の中、キスをする音とお互いの吐息だけが響いていた。



唇を離すとツーっと糸がつたう。

それがなんだか妙にイヤラシイ。




「瑠希、今なら拒めるぞ。」


「え・・・」


「俺はお前が好きだ・・・だから触れたい。だけどお前が拒むなら、俺はちゃんと諦める努力をする。」





ちゃんとしたけじめをつけたかった。

男を好きになるなんて初めてだし、先が見えない事もわかってた。

だからこそこいつをこのまま巻き込んでいいのかわからなかったんだ。



「恭平は・・・俺のこと・・ホントにそういう意味で好きなのか?」



少し俯き加減の瑠希が問う。




「俺の事・・・その・・・ダチとは違う感じで・・・えっと・・・」











「恋愛対象として・・・

お前が好きだよ・・・」





瑠希の柔らかい髪に触れる。


俺の気持ちがどういう風に伝わるのか正直不安だった。







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