ホストクラブの罠(不良総受け)
第2章 不良ホスト
「ちゅ、中坊!?ふざけんなよ!
俺は21だ!れっきとした大人だ!成人だ!!」
「ちょっとした挑発に乗る大人なんていねぇよ。」
思いのほか顔を寄せ見つめられ俺はギョッとする。
だけど、目をそらせば負けなような気がして俺は相手をきつく睨み返した。
「まぁ・・・威勢がいいのもほどほどにな。
気をつけねぇと輪姦(まわ)されるぞ。
じゃあな、新人。」
「ま、輪姦されるって・・
おい!待てよ!!お前誰だよ!」
腕を掴んでいた手を離すと男は名乗りもせず静かに立ち去った。
なんなんだ一体。
歯がゆい気持ちを抑えつつ俺はまた歩き出した。