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第6章 熱意と決意


「あの~…ちょっといいですか?」

「あぁ?なんだよ、てめーは」


声をかけると、ギターケースを背負っていた男がギロッとオレを睨んだ。



うわっ…
めっちゃ目つき悪いww




「ちょっと外で話しませんか?ここだと他のお客さんに迷惑かかるし…」

「あぁ?お前が責任者なのかよ」

「あ、いちお…実行委員ですけど…」

「じゃあさっさと釣りを返すように指示しろよ!」

「いや、それは…ちゃんと調べてからじゃないと…」

「あぁ!?俺が嘘言ってるって思ってんのか!?」



男はカッとして、オレの胸倉を掴んだ。



「…っ」



グンッと引き寄せられたかと思うと、



「客を疑うとはいい度胸してんじゃねぇか!」



そう言われ、思いっきり突き飛ばされた。





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