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第6章 熱意と決意


「お前ら、何やってんだ!!」


その時やっと、担任の先生が駆け込んできた。



「ちっ…行くぞ!!」


男たちはそそくさと去っていく。




「坂本!何があった!?」

「…はあ、先生、来るの遅いっすよ」




すると、どこからともなく拍手が沸き起こった。



「…え?」



オレたちは周囲を見渡す。

みんな笑顔で、オレたちに向かって拍手をしていた。



「龍さん、かっこよかったよ!」

「スカッとした~!」



『アリスの森』の常連なのか、お客さんの中から声援が届く。




ふっ…


もしかしてみんな、

あいつらのこと、気にくわなかった?w





菅生さんは照れながら、あちこち頭を下げていった。



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