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第6章 熱意と決意




ずっとニヤニヤしてる菅生さん、優しい眼差しの高藤さん、仏頂面の蒼士、それぞれの顔を見合わせて、



いつでもOK



そうアイコンタクトを取る。





オレは前に向き直った。










《聴いてください、オレたちの歌…
ビートクルセイダースのHIT IN THE USA!!》





オレがそう叫ぶと、蒼士のギターがフルスロットルでスタートを切った。


軽やかなメロディが流れる。





《手拍子お願いしまっす!!》





すかさずオレは、頭の上で手拍子をしてみせる。



そのリズムに乗るように、ベース、ドラムが続く。






一瞬で場の空気が変わった。







全ての音が、オレの体内に入ってくる。

身体の奥から、熱いものがこみ上げてくる。






それを放出するように、オレは歌に乗せて全てを吐き出した。








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