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第9章 funky&crazy



(えっ、朝食!?高藤さんがオレのために…!?)



卓也は冷蔵庫をそっと開けた。
中には、10枚程重ねられたホットケーキとサラダがラップに包んで置いてあった。



「マジかよ…」



(わざわざ作ってくれたんだ…)



卓也の胸がキュンとなる。
ホットケーキを作る拓哉の姿を想像し、自然と笑みがこぼれた。



「いや、でも…オレが育ち盛りとはいえ、作り過ぎでしょ、高藤さん…」



独り言を言いながら、レンジにホットケーキを入れる。
卓也は嬉しくてたまらなかった。




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