359°
第9章 funky&crazy
「いや、全然知らない人。てか、打ち上げの日、ごめん!オレ、酔っぱらっちゃったみたいで…」
「ううん、大丈夫。楽しかったし」
「そか、良かった」
「誘ってくれて嬉しかったよ///」
「ははっ…///」
木下ひろみの笑顔に、卓也は照れ笑いをする。
「あ、そうだ。高橋くんから聞いたんだけど、軽音部のライブに助っ人として出るんだね」
「ああ、うん」
「頑張ってね!絶対見に行くから!」
「おう!ありがと~」
「その間は…あっちの活動の方は?」
「アールグレイ?ああ、とりあえずはこっちのライブに専念したいからオレだけ休止」
「そっかぁ」
木下ひろみはホッとした表情を浮かべる。
「じゃあ、また一緒に帰れるね」
「え?あ、ごめん……ライブまで軽音部と練習するからさ、一緒には…」
「私もつきあうよ!私にできることあれば…なんでもするから!」
「え、でも…かなり遅くなるよ?」
「いいの!私…坂本くんの歌ってるところ…ずっと見ていたいから///」
「えっ…///」