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第9章 funky&crazy


「いや、全然知らない人。てか、打ち上げの日、ごめん!オレ、酔っぱらっちゃったみたいで…」

「ううん、大丈夫。楽しかったし」

「そか、良かった」

「誘ってくれて嬉しかったよ///」

「ははっ…///」



木下ひろみの笑顔に、卓也は照れ笑いをする。



「あ、そうだ。高橋くんから聞いたんだけど、軽音部のライブに助っ人として出るんだね」

「ああ、うん」

「頑張ってね!絶対見に行くから!」

「おう!ありがと~」

「その間は…あっちの活動の方は?」

「アールグレイ?ああ、とりあえずはこっちのライブに専念したいからオレだけ休止」

「そっかぁ」



木下ひろみはホッとした表情を浮かべる。



「じゃあ、また一緒に帰れるね」

「え?あ、ごめん……ライブまで軽音部と練習するからさ、一緒には…」

「私もつきあうよ!私にできることあれば…なんでもするから!」

「え、でも…かなり遅くなるよ?」

「いいの!私…坂本くんの歌ってるところ…ずっと見ていたいから///」

「えっ…///」



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