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第9章 funky&crazy



翌日の放課後。
視聴覚室では昨日以上に沢山のギャラリーが集まっていた。



「ストップ! ストップ!」


キーボードを弾いていたカマ尾が演奏を中止させる。



「遠藤ちゃん、またテンポ遅れてる! ちゃんとドラムとベースの音聴いて!」

「は、はいっ…」

「じゃあもう一回最初から」



卓也は唄いながら、遠藤の方をチラリと見た。

ずっと下を向いて弾いてる遠藤。
明らかに余裕がない。



(さっきからミスしてばっかだな…やっぱり問題はギャラリーか……)



周りを見渡すと、うっとりとした表情で自分を見つめる女の子たちがいた。



(うん、まぁ、確かに…意識すると恥ずかしいな…//

あっ…やべ、歌詞間違えた!)



ペロッと舌を出すと、「先輩かわいー!」とギャラリーの中の一年生が喜んだ。




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