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第9章 funky&crazy


モテ期到来…

今日は朝から数名の女子に囲まれた。
食べてくださいとクッキーも手渡された。
しかもファンクラブまでできていた。

嬉しくないわけがない!



少し鼻を伸ばしながらにやついてると、ギャラリーの中に見知った顔が見えた。



「えっ…」

「きゃーーー!!」



廊下に黄色い叫び声が響いた。
何事かと小松たちも演奏をやめて廊下の方を見る。



「菅生さん…!」



ギャラリーを掻き分けて、菅生龍が卓也たちの元に歩いてきた。


「はいはい、ちょっと通してね~」

「なんでここに?!」

「おう、どんなもんかちょっと見てみようかと思ってな」



龍の言葉が言い終わらないうちに、再び廊下がざわついた。




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