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女剣士のお悩み事情

第1章 非力な女剣士

「イアラ、イッたのか・・・?」
耳元で囁くと、これまで以上に顔を赤く染めた。

「・・・みたいね。初めての感覚だったもの」


・・・初めて・・?

さっきリファンとヤッたときに感じなかったのか?



あぁ、二人のことを考えるだけで苛つく。

すると、またあの声。

<犯してしまえ。どうせ嘘を言っているんだ>

嘘?

イアラが俺に嘘をつく訳・・・


<じゃああの部屋は何だ?あの男は何だ?>



<ずるい女なんだよ>


<犯せ>

<恋人ではない、ただの幼馴染みとして>
<この女の体を、幼馴染みとして奪ってしまえ!>


そうだな。犯してしまおう。

頭の奥で偽善ぶってる俺が何かを叫んでいたが、どうせただの戯言だ。

やめろ、イアラを離せだって?
本当に素直じゃないな。

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