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女剣士のお悩み事情

第2章 追想

人の姿に化けた、魔物が襲ってきた・・・。


これが、イアラから聞き取れた事件のあらすじだった。

詳しいことは、彼女は話さない。

それは10年たった今でも。

けどいいんだ。

俺は強くなろうと思った。

あの時、イアラに強くなろうって言ったけど

本当は自分で彼女を守ろうと誓ったんだ。

ようやく見れたあの笑顔を

守ろうって決めたんだ。




なのに・・・・・・







どうして俺が泣かせてるんだよ?







やめろよ、止まれ。








泣き叫んでるだろ。






<望んだのはお前だ。そして、誘ったのもこの女だ。快感をお前も感じるだろう?>



・・・・お前が誰かは知らないが俺の体を返せ。イアラを放せ。



<今更何を言う。体内に取り込んだのもお前だ>

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